Updated : 2005/8/1 月曜日
昨日、厚木市文化会館で開催された「ハーモニカ・メモリアルコンサート」に行ってきました。「これを見れば、ハーモニカのすべてがわかる」と小耳に挟み、新宿から急行で52分、小田急線に揺られながら、「どりどり」と視察へ赴きました。
昨日のコンサートで知ったことですが。市内にはサークルが約100あるほどハーモニカがさかんな厚木は、行政と市民が連係して「ハーモニカの街厚木」をめざした街づくりに取り組んでいるようです。8月2日をハーモニカの日とし、老若男女が楽しめるハーモニカイベント<1000人であつぎの歌「夕焼け小やけ」を演奏しよう!>を8月6日土曜日のお昼に開催するそうです。厚木を知らずしてハーモニカを語ることなかれ。厚木のハーモニカファンの誇りが、厚木から遠く離れた池袋からの鑑賞ツアー一行にも届きました。
ふつう、ハーモニカのコンサートというと、音をマイクを使って拡声することが多いようです。昨日のコンサートも然り。前々から、なぜマイクを使うのか疑問でしたが、出演者が演出のひとつのスタイルとして、楽器をマイクから離したときに、その理由がわかりました。ふつうのホールだと、ハーモニカの場合、音が小さくなり迫力が半減してしまうのです。しかし、カノン工房が今年6月25日に開催した「高橋早都子ハーモニカコンサート」では、マイク無しの演奏を実現しました。それは、トッパンホールでの公演だからこそ、できることです。残響のいいホールだから、ハーモニカ1本の繊細な音色が、どこに座っているお客さまにでも届きます。「ハーモニカのコンサート=マイクを使う」という概念は、たまたま、それぞれの会場にあわせた音づくりの結果として行われていたことなんだなあ、ということも感じました。
「高橋早都子ハーモニカコンサート」のときのお客さまから、「ハーモニカの音色のすばらしさに聞き入ってしまった」といった声をいただきました。マイク無しの試みはうまくいったと思います。いっぽうで、「マイクがあったほうがよかった」とか、ご年配のお客さまからは「耳が遠いのでマイクを使ってほしかった」といった声もありました。カノン工房は、こうお答えします。耳をすませば、どんなに小さな音でも、心の中に響き渡るのです。耳をすましに、心を癒しに、トッパンホールへいらしてください。
来年も、トッパンホールを知り尽くしたカノン工房ならではの、斬新なハーモニカのコンサートを企画中です。どうぞお楽しみに!
トッパンホールで聞きたいコンサート等、あなたからのリクエストもご参考にさせていただきたいとも考えています。お気軽にご連絡ください!<向井桃子>
お話と演奏/金子朋沐枝(女流尺八奏者)