スタッフ日記

わかりにくいふたりの鈴木さん

Updated : 2005/12/5 月曜日

師も走るという、12月に入りました。流行語大賞も決まり、つくづく時が経つのは早いものだと、熱いお茶でもすすりたくなります。気分は好々爺です。

先日、カノン工房の今年の全主催公演が無事に終わったことのお礼をいいに、ぶらり浅草寺に赴いた際、幼稚園児渾身の「フォー!」を目の当たりにしました。どんなものがウケているのか、実感しました。来年の企画の参考にしようと思いました。

すなわち、巷で支持されている「泣ける映画、泣ける本」、「新記録、大記録、見事だ。おめでとう」といった、わかりやすいもの、めんどくさくないもの。これらの正反対、対極にあるものを、探ってみよう。

書店では生協を飛び出した白石さんが話題になっていますが、11月のある日、池袋のカノン工房の事務所では、ふたりの鈴木さんが、来年開催のコンサートの構成、つまりは「わかりやすさ」をめぐって、静かな火花を散らしていました。

鈴木1:「オランダ現代音楽というと一般的にはわかりづらいと思うので、曲間に説明を入れたいのですけれど……」
鈴木2:「曲間にトークを挟むとだれる。コンサートはハレとケの世界。曲が終わるごとにいちいち現実に引き戻されるようじゃ、興ざめだ。レクチャーコンサートなら他のホールでやればいい。トッパンホールなら演奏一本で勝負するべきだ」
鈴木1:「ハレとケって?」
鈴木2:「ハレとケというのは、……」

一同、辞書で正確な意味を調べはじめる。

「レクチャーコンサートなんて流行らないよ!!」という、いばりんぼ鈴木2(カノン工房代表)に押し切られるような形で、おおらかな鈴木1(鈴木生子さん)が出演する「20世紀のオランダから ~クラリネット・バスクラリネットをめぐって~」(来年5月14日14時開演、トッパンホール)のおおまかな内容が決まりました。

鈴木生子(いくこ)さんは短い休憩を挟んで、吹きっぱなしの約2時間となります。クラリネットソロのほか、ヴァイオリン(相磯優子)、ピアノ(浦壁信二)と共演します。ほんわかとした笑顔が印象的な、小柄な女性の体から出ているとは信じられない、●●的、▲▲的、■■的、◆◆的なパフォーマンスの一部始終をご覧になれます。

●●以下に私の思いつくことばを入れたのですが、私のことばで、あなたのイメージをガチガチにしてしまうのはしのびないので、ふせました。あなたのオリジナルのことばを見つけに、来年の5月、ぜひトッパンホールにご来場ください!<向井桃子>

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