Updated : 2006/1/9 月曜日
皆様、はじめまして。
カノン工房の横平 怜士<よこひらさとし>と申します。
昨年の春前に、鈴木に声を掛けてもらい(一説にはそそのかされ)、バイクの荷台に衣装ケースをくくりつけ、東京にやってまいりました。
次から次へとやってくるお仕事と、あふれかえる標準語にまみれているうち、ふと気が付けば間も無く一年近くが経とうとしています。
なんにせよ、今頃になってはじめまして、とは何たる職務怠慢、おおいに反省しております。ごめんなさい。どうぞお見知りおきを。
さて、私、大阪にいる時も、劇団員生活やアルバイトの傍ら、小屋についていたり、自分でも役者をしたりと、そこそこアーティスティックな物に触れていた、と思っておりました。
だがしかし、社員として、ほぼ毎日それらに携わる、という経験は、やはり思っていたよりも自分には新鮮で、文字通り、カルチャーショックな一年でありました。
ただ、それは「よく言えば」という感じで、実際のところは、今まで見たこともないようなダンスや、素晴らしい楽器演奏、なかには正直、今の自分にはよくわからないパフォーマンスなど、新しいアート表現に触れるにつけ、
「ああ、自分の見識は、アートに興味のない人と同じではないのか?」とネガティブになったり、「おお、こんな感動するものは、どんどんみんなに見せてあげたい。」とポジティブになったり。波間に漂う笹船のように、あっぷあっぷ。
アップダウンな日々でもあります。
とはいえ、入社二年目をむかえ、また、カノン工房が10周年を迎える3月12日の前日には、自分自身も結婚という節目を迎えたりもしてみたり。
いつまでも笹船というわけにはいきません。せめて木の船体と、マブチのモーターを取り付けて、肩で息しながらでも、ただ波に踊らされるだけ、ということの無いようにしていきたい、年頭にあたり、そう思っております。
それでは、皆様にとっても、今年は良い一年になりますから、本年もより一層、カノン工房をお引き立てくださいますよう、お願いいたします。
平成18年1月 トッパンニューイヤーコンサートのリハーサルを聞きながら
カノン工房 横平怜士
お話と演奏/金子朋沐枝(女流尺八奏者)