Updated : 2006/5/3 水曜日
「舞台監督は一番最初のお客さまであれ」とは、お客さまの目線に立って舞台をながめてみる。公演やコンサートの流れや客席(お客さま)からの見え方を考え、演出家やアーティストに提案する、ということ。つまり、舞台上で自己の世界観を主張するアーティストやパフォーマ-に変わって、冷静な目で、その公演のあり方を考え、お客さまの共感を勝ち得る舞台芸術を創出する、ということです。
これもいわば、アート(舞台芸術)と社会(観客)との橋渡し。
公演の企画は、「公演のすばらしさ」を主張するのではなくその公演を開催する目的、希望する結果が、社会や市民にどのような影響をもたらすのか/めざしているのか。であり、ここが、アートと社会の橋渡しとなるポイント。で、その評価は、反省(自己批評)と改善による企画の発展(継続の可能性)ではないでしょうか。
ね。
だから、アーティスト優先の公演。ざっくりいえば、アーティストに言われっぱなしの公演なんて、ありえないでしょ。自己満足だけで観客には何も伝わらない=舞台と客席が乖離している公演になってしまう怖れがあるから。リスクですよね。(鈴木英生)