スタッフ日記

「カノン工房虎の巻」その3 【フェーダーの上げ下げで公演は壊れる】

Updated : 2006/6/11 日曜日

特に、クラシックコンサートの明かりなどでは、アーティスト登場時に本番明かりへ移行するタイミングやスピード、客電の落ちるスピード、休憩・終演時のフェーダー操作のスピード、コール明かりに入るタイミング、客電のアップなどに細心の注意を払わなければならない。

最後の曲目の雰囲気(例えば、ドラマティックなのかムーディなのか)、観客の拍手や喝采の大きさによって、そのタイミングやスピードを考えないと、せっかくドラマティックに終わったのに、のんびりとコール明かりが付いたのでは間が抜けてしまうし、ムーディな終わり方なのに、スッと照明が付いてしまっては白けてしまう。

照明家は舞台を染めて自分の存在をアピールすることより、フェードイン・フェードアウト、カットイン・カットアウトなどの技でさりげなく自己を主張すべきである。公演の「間」「アクセント」がここにある。違和感なく、観客に公演を楽しんでもらうためには照明オペレーターも、出演者や観客の呼吸を肌で感じて、会場の雰囲気の中に溶け込まなければならない。これはどんなジャンルの公演にも共通することである。

(小冊子「カノン工房虎の巻」より。その4につづく)

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